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いじめについて【意見文】

このコンテンツでは、いじめに対する私なりの主観として執筆・公開しています。ご意見につきましてはSNSやメールでお受けさせていただいております。

2014年12月26日 初回掲載。

2017年8月22日 追加更新。

◆「いじめ」について

私は幼少の頃から「いじめっ子」と呼ばれる人がなぜ人をいじめるのかについてずっと考えながら生きてきました。今後も一生の研究課題になる事は間違いありません。

私はいじめられっ子でしたが、自分と対極的な考えを持っているいじめっ子と直接話し合う機会をなんとかして設け、なぜ彼らがいじめをしなければならないのか一緒になって考えてきました。

昨今では「いじめをする側が悪い」という考え方は多くの研究者、心理学者、教育評論家たちの間では常識になりつつありますが、それでもまだいじめは存在しています。これからの社会において、いじめの深刻化を避けるためにはどうすればいいのかをこのページにおいて考察し、また意見しています。

いじめを完全になくすのは無理だとしても、私たちが思いつく可能な限りの努力をする事で深刻化を避け、トラブルになっている双方がお互いに傷つけあわない生き方を工夫する事で、よりよい社会につなげていく事ができると思います。

そしていじめの元凶である人間の心の中にあるフラストレーションやその他原因になる要素を、そもそも家庭単位で最初から作らないように工夫できれば、その価値観はお互いにより深く信頼しあう事ができる社会に必要なものであり、また人として生きる上で大切な思想と言える概念だと思います。

私自身稚拙であり読みにくい部分もあるかと思いますが、よろしくおねがいします。

 

 

※いじめを苦にして自殺する子供達が後を絶たないことから、平成25年より国を挙げて「いじめ防止を推進する法律」(いじめ防止対策推進法)が制定されました。いじめ防止は人として正しい生き方を諭すための提唱であり、いじめをする人に対するいじめではありません。

 

◆「いじめ」とは何か

 

そもそもいじめとは…
(1) 自分より弱い者に対して一方的に、
(2) 身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、
(3) 相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。
と、文部科学省において定義されてあります。

私もこの定義は正しいと思います。

いじめは一方的に、執拗に繰り替えされ、そしていじめられている人の精神を疲弊させます。

お互いに話合う事で解決できるようであれば、いじめにはならないと思います。多くのいじめっ子は、いじめられる側から話し合いをしたいと提案しても避け続け、悪口を言いふらし、事実を歪曲しようとします。そして責任が問われると無視し、何も言いません。自分に非があっても決して謝らない、という人もいます。

悪い事をしてはいけないとわかっている、でもその矛盾を他者にぶつけて嫌な思いをさせ、自分の気持ちをわかってもらいたいという感情もあるからなのですが、その方法では残念ながら誰もわかりません。

そのため、まずはいじめをしても無意味に自分も相手も不幸にし、いずれ自分の大切な人も不幸にしてしまうという事を幼少の頃からできるだけたくさんの人が知っておく事で、いじめを防ぐ事ができると思います。

 

 

ある人に明らかな過失や不正の疑惑があり、それをいつまでも認めず追求されている場合は、一見するといじめられているようにも見えますが、相手はしっかりと話し合って釈明できれば解決すると思うので、いじめとはいえません。

 

◆いじめには基本的パターンがある

これまでいじめと接点を持ってきた中で思うことは、いじめにはおおよそ原因が発生するパターンがあるという事です。その基本的な嫌がらせのパターンから、様々ないじめのタイプに派生してゆきます。いじめ対策を考えるためには、前もっていじめのパターンを知ることでいじめの流れを把握し深刻化を防ぐことができます。

いじめはいじめっ子が「他人に対するストレス、フラストレーション、不安、嫉妬、被害妄想を抱く」ことが原因としてはじまります。人を笑わせるための「からかい」が目的の場合もあります。

いずれそれらのいじめ原因がいじめっ子の心の中で不快感として増幅され「挑発的行動」になり、他者に嫌な思いをさせる言動をして最初の問題が起こります。

例えば「両親から怒られたA子さんが、イライラを我慢できず、学校でクラスのB子さんを理不尽に仲間外れにした。B子さんはA子さんになぜそうするのかを話し合おうとしても避けられてしまう。」という事例です。


ここで、いじめを食い止める一番最初のポイントがあります。A子さんの家庭で「いじめに繋がるからかいについて」、また「他人に対するストレス、フラストレーション、不安、嫉妬、被害妄想」についてを家族で良く話し合い、うまく取り除く事です。


家庭でいじめに対する正しい価値観について話し合う事ができれば、他者にいじめをする必要などありません。

それどころか、家族の現状について日頃から良く話し合っていれば、いじめっ子も肉親から適切な愛情を受けたと感じる事ができ、一番理想的だと言えます。

 

 

 

◆「挑発的行動」が行なわれると

しかし、色々な家庭の事情から、いずれいじめっ子はいじめの原因である「挑発的行動」に踏みきります。

「挑発的行動」の内容としては、他人の信頼を裏切る、からかう、理不尽な仲間はずれをする、根拠の無い噂話をする、理不尽に無視し続ける、嘲笑する、泣かせたり不安を感じさせる、ちょっかいを出す、ケガをさせる、物やお金を取る、という行動です。

このような「挑発的行動」の目的は単に人を笑わせるためだけの「からかい」の場合もあります。ただ、「いじめられる相手に自分の気持ちを強制的に押し付けわからせるように仕向け、加えて相手を不安にさせたり、泣かせたり、怒らせたりする事が目的」でもある場合もあり、注意が必要です。

 

陰湿な場合は仲間外れにして学校を退学、または会社を辞任させる目的もあります。不正を隠すための隠蔽工作として行なわれる場合もあります。


そして「どうしてそんな事をするの?」と話し合おうとしても避けつづけ、無視を続け、仲間外れにします。悪い事をして、反論されないようにし、話し合っても論点をすり替え、ひた隠しにし、自分の非を認めないようにして、自分の立場を優位にするのです。

また、先生や上司、保護者にはわからないように、内密かつ計画的に行われる必要があると考えています。


このステップでは自分が嫌いな自分、自分が努力しているのに両親に認めてもらえない自分をわざと他人にぶつけて、自分の価値を高めると同時に相手を不幸にするために、からかったり、仲間外れにしたりします。

真面目な人、素直な人、おとなしい人、目立つ人など、自分より立場の弱い人や、陥れやすい人が標的になりやすいと言われています。これは一方的に挑発的行動をしてストレス発散させる事ができ、仲間外れにして隠蔽工作してしまえば後々反論されるリスクが少ないからです。

 

◆「挑発的行動」の後の本格的ないじめ

それでもいじめられる側がじっと耐え、不安になったり、泣いたり、怒ったりしない場合、いじめる側のフラストレーションはさらに増幅され限界に達してしまいます。

少数人数で足を引っ張ってもダメなら、今度は他の仲間を呼んでみんなで相手の足を引っ張り、一人の人間を不幸に引きずり落とそうとします。


不幸体質の人には不幸体質の人が集まっています。なぜなら、人の悪口を言うのが好きか嫌いかで人間性を判断し、悪口を言うのが好きな人ばかりを友達にしているからです。

ある人は、他人から金品をうばい、反論してきたら仲間はずれにし、暴言を繰り返し、頭を下げさせ、侮辱的態度でヘラヘラと不気味な笑みを浮かべ、頭を足蹴にする、という事をする者もいます。

そしてまたある人は、みんなで○○さんの悪口を言おう、と言って「私は悪口とか好きじゃないから」といった人を仲間外れにし、友達との間で悪い噂を流し、持ち物を隠したりする者もいます。

難しいのは反論すると仲間外れにされるという事です。いじめっ子は自分の周囲に悪口を言うのが好きな仲間が集まっている事を自覚しています。だから反論されても有利な立場を確保しやすいのです。

上記はすべて先生や上司、保護者には秘密で行われます。

 

◆計画性はあるかもしれないが…

いじめっ子は計画性があると言えるかもしれませんが、自分の弱点に気がついていません。人間は行動をすると必ず何かしら隙が生まてしまいます。

いじめっ子の弱点とは…
・人として間違った事をしている事。
・先生や上司、保護者などに密告(チクる)される事。

・話を大げさにさせ、世間に広められる事。
・仲間同士の信頼関係が薄い事。
・仲間同士でもいじめっ子は嫌われている事。
・仲間同士でもいじめが起こる可能性がある事。

・最初は面白がっていても、時間をかけて人をいじめていると自分も苦しく、辛くなりやすくなること。

つまり、一見するといじめっ子は計画的でずるく有利な立場の様に見えますが、実は張り子の虎で、時間をかけて探り入れをするともろい場合も多いです。

だから、いじめっ子には上記に箇条書きした方法を踏まえた上で対処をする方法が、トラブルが悪化しないようにするために一番効果的だと思います。


ただ、いじめられる側が相当辛抱強く、集団でいじめをしていた側のフラストレーションが極限まで溜まっていた場合、1対数名の犯罪性のある喧嘩や暴動に発展する事があり、警察も出動する事があります。

和解金、示談、刑事告訴などでいじめが終わっても親族を巻き込む紛争に発展し、お互いに対し一生憎しみを持ちつづけ、深い心の傷を作り出してしまいます。

それでもなお、いじめっ子は謝らず、自分の非を認めないという話も多く聞きます。生活環境や価値観、人生観などの違いから、余程根深い憎悪があると想像できます。

自分の何が間違っているのかを正確に自覚しなければ、いじめっ子の不幸体質は改善される事はありません。

 

 

◆保護者もいじめっ子である場合

子供の育成上良くないケースは保護者がいじめっ子である場合です。このような家庭では両親がいじめを正しい行動と認識させています。

ある家庭では父親が母親に暴力を振るい、母親を泣かせています。子供はそれを見て「父さん、なぜ母さんを泣かせるのですか」と言います。

すると父親は「世の中は力のある人間が力のない人間に言うことを聞かせる事ができるからだ。父さんは母さんにしつけをしている。だからお前も人を泣かせる事ができるような強い人間になりなさい。」と言います。

いずれその子供は学校の同級生に集団で暴力を振るい骨折をさせる大怪我をさせてしまいます。「父さん、俺こんなに強くなりました。しかし退学する事になりました。俺の何が間違っているのですか。」

父親は何も答える事ができませんでした。


またある家庭ではお母さんが子供に対して、仕事で溜まったストレスを押し付け、毎日八つ当たりの暴言を繰り返しています。

 

子供は親を選ぶことができず、特に幼少の頃は親に従わなければ生きていくことができません。その仕組みを逆手に取り、親の態度に文句を言って反発しようとするものなら食事を抜きにしたり、虐待をしたりして、これは教育だ、しつけだと言っている親もいます。

 

このように、親が子供にいじめを助長させるような事をしている家庭もあります。こうした家庭では、子供は親のいじめを受けて成長するしかありません。また親に問題点を指摘をしても論点をすり替えたり、問題を隠したりして、しっかりと向き合おうとしない人も多いようです。

 

子供の立場からできる事は、両親の両親(祖父母)に相談をしたり、公的機関のいじめ相談窓口や、弁護士会のいじめ窓口などに相談をして、第三者から親に説得を促して、子供が両親に価値観を悟して、家庭環境を整えてゆくという非常に難しい手続きを踏まなければなりません。

 

 

□いじめられている方へ

現在いじめを受けている方へ、あなたは人として何も間違った事をしていないはずです。

そもそもいじめは、「いじめをする人の心の問題」だからです。

あなたはこれまで面倒な事に巻き込まれていて悔しい、恥ずかしい、嫌な思いをたくさんしてきたと思います。

無理する必要は全然ありません。辛かったら無理に学校や会社に行かなくてもいいです。

相手の問題に巻き込まれて自分の心がぼろぼろになってしまう事を無理にする必要なんてないです。


いじめをする相手の目的はあなたを不安にさせたり、泣かせたり、怒らせたりする事です。

そして学校を辞めさせたり、仕事を辞めさせたり、あるいは不正(ずるさ)を隠したりする事が目的の場合もあります。

そんな思惑に振り回されないでほしいです。必ずわかってくれる人がいる事を信じてください。


もしできるなら、相手の行動をできるだけ正確に記録してください。

ノートに相手の問題行動を、日付や時間と一緒に記録していきます。

できれば、どんな風に嫌な思いをしたかを一緒に書いてください。人からわかってもらいやすいからです。

そして我慢せず先生や両親に相談してください。

社会人の方であれば、会社の上司か、信頼できる人、あるいは社会保険労務士に相談してください。

必ず親身になって相談に乗ってくれる人がいます。できるだけたくさんの信頼できる人に助けを求めてください。

いずれあなたの行動は多くの人にわかってもらえるはずです。


両親が相談に乗ってくれない場合、いじめ相談窓口などに相談してください。

「私は学校でいじめを受けていますが、両親が相談に乗ってくれません。」と伝え、どんないじめを受けているのかも伝えます。

いじめ相談窓口の人を見方につけて、両親や周囲の人を見方にしてください。

人に相談をするのは最初は勇気がいりますが、最初だけです。わかってくれる人が必ずいます、あなたは悪くないのです。



□いじめをしている人へ

相手をいじめる目的とは、なんでしょう。

不安、妬み、ひょっとしたら自分が相手の行動を勝手に悪く捉えているのかもしれません。それとも、みんなで一人の人を仲間外れにすると、楽しいからですか。

いずれにしても自分の気持ちの何かを誰かにわかってほしいから、そうするのではないでしょうか。


これからは相手に嫌な思いをさせる前に、考えてほしい事があります。

人に嫌な思いをさせたら、必ず嫌な思いをしなければなりません。

あなたが思う存分相手をいじめても、いずれ何かしら仕返しがあるかもしれません。匿名で不幸の手紙が届くかもしれません。

あるいは自分の子供が、将来いじめられた相手から復讐させるかもしれません。

あなたが相手を不幸にする事で、やがて自分も不幸になります。いずれ大切な人も不幸にします。

私が見てきたすべてのいじめっ子は将来何らかの形でいじめられっ子になっており、ひどいいじめをしてきた人ほど一人で泣いている現実があります。


それにいじめをしてもあなたの気持ちは誰にもわかってもらえないし、友達からは実は嫌な奴だと思われているかもしれません。

他人を不安にさせたり、泣かせたり、怒らせたりする以外の他の方法で、自分の気持ちを誰かにわかってもらうようにする事はできませんか。

自分の気持ちを誰かにわかってもらう事ができれば、心の中がすっきりし、別に他人をいじめる必要なんてなくなります。

 

悪いことをしたと思った時は相手に謝ってください。勇気がいるかもしれませんが、たとえ相手から冷たい態度を取られても謝る事に意味があり、人に頭を下げることであなたの価値が高まるのです。あなたの気持ちが、時間をかけて相手に伝わってゆきます。


あなたがこれから不幸にならないためにも、よく考えてほしいです。


□起訴はいじめやトラブルの決着に有効
2017年8月22日 追記記事



「意地悪する人は、意地悪をやめられないのか?」

この質問は、いじめ問題がなくならない事と深く関連していると感じました。

だからこの5年間、私は掲示板や実際に会って意見を聞くなど、たくさんの意見を集めて調べ続けてきました。


ただ、残念ながら「一部の意地悪な人は、意地悪をやめる事ができない。」という意見で共通していました。

意地悪をしている人たちも、されている人たちも、そう言っていました。

私としては、「なんとか説得してお互いに折り合いを付けることができないのか?」と思っていたのですが、一部の人は「目に付くとやめることができない。」という意見が多数派でした。


もし、学校生活や社会人生活、地域関係などで、グループに参加できなくなるほど悪口で吊し上げられたり、笑い物にされたり、みんなから無視を続けられる、あるいはストーカーなどの意地悪をやめてもらう事ができない場合は、それは明らかな「異常事態」です。

「いつ、どんな風に意地悪されたのか」について詳しくメモを取り、できれば会話を録音しておき、事実関係を弁護士や法テラス、法務省の人権相談委員会に相談しておきます。

合わせて地域の管轄裁判所(阿賀野市なら、新潟地方裁判所新発田支部)へと、起訴の手続き方法について相談しておきます。



先月(2017年7月)三重県の高校三年生女子が「友達から悪口を言われたり無視され、仲間はずれにされた。私が学校に行けなくなったのは、学校の責任。」という事で、県を相手取り170万円の慰謝料支払いを求めて起訴しています。

こうした裁判は海外では当たり前のように行われているのだそうです。


一方、日本ではインターネットが登場する以前、特に過疎化した地方などを中心に「地域の不正を告発する人は「村八分」にされ、邪魔者扱いされてきた。」という暗黙の文化がありました。

村八分が話題にならないのはテレビで放送禁止用語に指定されているからだそうですが、インターネットでは自由に表現できます。


誰かから意地悪をされたら、嫉妬や嫌がらせを恐れず、法律を盾に堂々と議論する事が必要な時代になったのかもしれませんね。

私たちは生まれ落ちた環境が不公平であるため争いが生じ、憎しみあう・・・しかしその闇に光を照らすのは「適切な教育(しつけ)と、お互いの話し合いしかない」と信じています。